元気村が出来るまで ~あなたの笑顔が力です~
馬鹿なパン屋
そもそも湘南元気村は湘南平塚の小さなパン屋から始まりました。
そのパン屋は車の後ろにパンを積んで軽やかな音楽と共に町を巡回販売する移動のパン屋さん。
毎週、待ってくれているお客様のもとへパンを積んで移動していきます。
たくさんの地元のお客様に支えられて、成り立っているパン屋でした。
しかしある時、親しい友達が体を壊して入院することになります。
それをきっかけにそのパン屋は健康について真剣に考えるようになりました。
結局行き着いたのは、食事とは腹を満たすだけのものではなく
将来の健康のために体内に栄養の投資をすることだということでした。
パンは毎日食べるもの。だから買ってくださるお客様の健康に責任を持つのが私の使命だ・・・
食べても安全というような無添加のパンという発想を越えて、
食べることによってお客様が健康になれるパンを作りたい。
いや作るべきだ!
パンに込める思いが格段に飛躍した瞬間でした。この日から普通のパン屋では無くなったのです。
それからというもの健康に良いと聞くと飛んでいき、どのくらい効果があるのか、パンにいれられるものなのか調べ、パンに入れて作ってみて・・食べてみてという試行錯誤の日々が始まりました。
そう簡単にいく事ではありません。良薬口に苦しとは言いますが、
いくら健康に良くても美味しくなくて毎日食べられなければパンにする意味がないからです。
健康と味、両方の課題を克服しなければならないのです。
それだけではありません。健康に良い物を入れようとすると、どうしても原価が上がります。
中には仕入れ原価1キロ15万円を超える物まであります。かといってパンに入れて、
外見が目に見えて変わる物でもなく強化した原価の割は価格を高くすることも出来ません。
ときどき、人はそのパン屋を馬鹿呼ばわりしました。そんな高価な原料を使ってお客様が食べて何が入っているのかも、効果の有無もすぐにはわからないのになぜ・・・と。でもそのたびにそのパン屋は
“きっとわかる日が来る。
馬鹿なパン屋かもしれないけどこんな時代だから一人くらい馬鹿を貫いてもいい。
決してお客様に損はさせない”
と言うのでした。その馬鹿なパン屋が私の父親でした。
パン屋を捨てる?
父は結局、健康パンを求め続け一つの壁にぶつかります。パン屋だからといってパンだけにこだわっていたらお客様の健康という本当の目的からずれてしまいかねない。
例えばパンに入れれないから切り捨てるのか。
パンに入れるよりも違う形で摂取した方がいい場合でもパンにこだわるのか?
お客様の本当の健康を考えたときにパン屋であると言うこと自体が壁になってしまったのです。
お客様の健康に大いに役立ちうるある物に出会ってしまったことがきっかけでした。
それが桑の葉茶だったのです。
父は悩みました。それほど、桑に秘められた可能性に魅せられてしまったのです。
実際桑に関しては、調べれば調べるほど機能性、効果性など群を抜くものがありました。
そして身震いするように感じたのです。
今まで健康に関して追及してきた全ての内容はこの桑に出会う為だったのだと。
父は今までお世話になって来た地元の人の健康の為に、パン屋であることを捨てました。
忘れもしない、私がまだ高校三年の頃の夏、私にパン屋を継いでくれないかと切り出したのです。
今は私が父親の後を継ぎ地元でパン屋を営んでおります。
父親が汗水流して開発したパンは見事地元のお客様に受け入れられ、喜ばれております。
そして父親の熱い思いのこもった桑の葉茶も移動販売でパンと一緒に紹介するようになりました。
それからというもの、
その桑の葉茶を飲み始めてくださったお客様の喜びの声がどんどんと届くようになります。
そしてそれは口コミとなってじわじわと広がっていきました。
パン屋でありながらも、移動の車に桑の葉茶を積んでいないと怒られるくらいになりました。
やはり、チョコのパンやドーナツパン等、甘いパンを積んでいると、食べたいけれど血糖値が、または血圧、体脂肪が気になって・・・という方、そういう方に桑茶を勧めるのです。
これはすごいと。この苦労の結晶を地元に埋めておくのはあまりにももったいなすぎる。
そして私は、父の使命が製品の開発だったなら私の使命はそれを出来るだけ多くの方に使っていただき
喜んでもらうことではないかと思ったのです。
そして立ち上がったのが湘南元気村でした。
父親はそれからというもの新しい会社を立ち上げ、場所を山梨の山奥、桑の郷へと移し、
桑を育てながら桑を軸にどんどん研究開発を進め、健康を強くサポートする様々な製品を産み出していきます。
一つ一つが、本当にこだわった内容になっており、桑に関してはどこにも負けない自信がみなぎっています。
今の時代、本当にこだわったものを探している人はたくさんいます。
また健康に良いものを探している方もたくさんいます。
地元の湘南を越えて、日本全国のたくさんの方の喜びのために、
その嬉しい笑顔を見るために、湘南元気村は日々頑張っています。